作品について
ペンギン・ハイウェイ
Penguin Highway
森見登美彦の同名小説の映画化作品。身の回りの出来事を研究することが日課の小学四年生のアオヤマ君は、歯科医院のお姉さんに強い興味を持っている。ある日、アオヤマ君の住む街に大量のペンギンが現れ、さらにアオヤマ君はお姉さんの投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。一方でクラスメイトのハマモトさんは森の奥にある草原で謎の球体“海”を発見、アオヤマ君はその研究も開始した。お姉さんの体調の悪化、ペンギンを捕食する存在など、次々と起こる出来事を、アオヤマ君の研究は繋ぎ合わせていく。監督の石田祐康は、第14回文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門優秀賞を受賞した『フミコの告白』(2009)をはじめ、学生時代より自主制作のアニメーション作品を発表してきた。2013年、劇場デビュー作品となる『陽なたのアオシグレ』では監督・脚本・作画を務めた。本作で劇場長編作品監督デビューを飾る。