作家プロフィール
湯浅政明
Masaaki Yuasa
日本のアニメーション監督、脚本家、デザイナー、アニメーター。サイエンスSARU元代表取締役。
九州産業大学芸術学部美術学科を卒業後、亜細亜堂(アニメ制作会社)へ参加。テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』では、本編原画に加え、初代オープニング「ゆめいっぱい」、初代エンディング「おどるポンポコリン」の作画を担当する。映画初監督作品『マインド・ゲーム』(04年)では脚本も担当、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞のほか数々の賞を総なめに。続くテレビシリーズ初監督となったオリジナル作品『ケモノヅメ』(06年)や、のちの森見登美彦原作の監督作品『四畳半神話体系』(10年)でも多くの賞を受賞。2014年には米国の人気テレビシリーズ『アドベンチャー・タイム』にて監督・脚本・絵コンテを手がけたエピソード『Food Chain』が、アニメーション界のアカデミー賞とされる米国アニー賞で、監督賞(TV部門)にノミネートされるという快挙を遂げた。オリジナルなイメージにあふれた作画・演出を特徴とし、童話をイメージするような独特な揺れた線、斜めに傾いた不思議なパースなどを駆使した独自の世界観を作り上げる。